地球温暖化をはじめとする環境問題や石油価格の高騰など、昨今の厳しい環境の中で注目されているのがZEHです。ここでは、ZEHの概要や種類、メリットなどを詳しくまとめました。
ZEHとは、net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の略称で、エネルギー消費量を正味ゼロ、もしくはマイナスにする住宅を指します。
エネルギーの約90%を輸入に頼っている日本では、自然災害や世界情勢によってエネルギーの供給が不安定になりやすい一面を持っています。
そこで、エネルギーを各家庭で自給自足することで、地球や人にもやさしく、緊急事態にも備えられる家を実現しようと国が推奨しているのがZEHです。
ZEH住宅を実現するために必要な要素は、以下の3つです。
断熱性能とは、高性能な窓や、高い断熱性を持つ断熱材を使用して、家そのもののエネルギー効率を高めることを指します。室内の熱が出入りしにくいことで、外気の影響を受けにくくし、冷暖房の効率を高めるものです。
省エネ性能とは、省エネ性の高い住宅設備を使用することで、無駄なエネルギーの使用を回避することです。ZEHでは、省エネ性を表す「一次エネルギー消費量」の基準よりも、20%以上省エネ性が高い住宅設備を採用することが条件となっています。
創エネとは、家庭で使用する年間エネルギーを正味ゼロにするために、太陽光発電システムを設置してエネルギーを生産することです。蓄電池や家庭用燃料電池なども組み合わせれば、災害などの緊急時にもエネルギー源を確保できます。
ZEH+とは、上記で解説したZEHの要件のうち、住宅設備の「一次エネルギー消費量」の基準をより高くした、25%以上削減できることが条件です。
また、「外皮性能の更なる強化」「高度エネルギーマネジメント」「電気自動車を活用した自家消費の拡大措置(EV等連携)」のうち2つ以上を採用することも条件です。
次世代ZEH+とは、ZEH+の性能に加え、太陽光発電で生み出したエネルギーを確実に自家消費するための設備を導入したものです。以下の設備1つ以上を導入することが求められます。
断熱性を高めつつ省エネ設備を使用するZEHでは、毎月の光熱費を安く抑えることができます。太陽光で発電した電力を売電することで、場合によっては収支をプラスにすることも可能です。
高気密・高断熱の家は外気の影響を受けにくいため、夏は涼しく、冬は暖かく過ごせる快適な住宅を実現できます。また、部屋同士の温度差が少なくなることで、お風呂場やトイレなどで多いヒートショックの予防につながることもメリットです。
地震や台風などで停電してしまった場合も、ZEHなら自家発電エネルギーで生活することができます。太陽光発電は基本的に晴れた日中のみの利用となるため、蓄電池を併せて設置しておくとより安心といえるでしょう。
ZEHを建築すると、国から支援制度を受けられます。ZEHは住宅性能を高めたり、太陽光発電を導入したりと、どうしても初期コストが高くなってしまいがち。支援制度を活用することでコストの負担を軽減でき、よりお得に省エネ住宅を実現できます。
自家発電したエネルギーを家庭で消費することで、年間のエネルギー収支をゼロ以下にできるZEH。予期せぬ災害の増加やエネルギー価格の高騰などにより、今後さらにZEHの需要は高まっていくと考えられます。
ただし、ZEH住宅は省エネ設備や太陽光発電システムに多くの初期コストがかかってしまうという一面も。そこで、このサイトでは建築費をできるだけ抑えたい方のために、2000万円台で家づくりに対応しているハウスメーカーを紹介しています。
長期優良住宅に対応し、かつこだわりを活かした家を中心に集めているので、仙台で注文住宅を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
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・ロゴスホーム:約300の間取りプランがあり、太陽光パネルが標準装備されている。
・サイエンスホーム:国産の木材にこだわった自然素材の家を提供し、「真壁づくりの家」でグッドデザイン賞を受賞。
・コペルハウス:選定条件に当てはまる8社のうち最長の保証期間(30年)を設ける会社のなかで、宮城県内での施工実績を公開しており、実績数が最多。
※1 参照元:グッドデザイン賞公式HP(https://www.g-mark.org/award/describe/42805)※2015年度グッドデザイン賞受賞(2022年12月21日調査時点)
※2 参照元:コペルハウス公式HP(https://coper-house.jp/company/)(2022年12月21日調査時点)